Iroha Magazineのミズグチです!
今回は国家試験である情報処理技術者試験(基本情報、応用情報、高度)全てに通用する午前試験の最短突破方法についてお話したいと思います。情報処理技術試験をたくさん取得している人は結構この方法で突破していると思います。コツみたいなものですね。
最短突破方法なのではっきり言って邪道な方法にはなりますが、午前試験は出題範囲がアホみたいに広く、全て勉強しようとすると非常に時間がかかります。なので過去の問題の傾向から最短な方法を考えました。最悪前日からの対策で大丈夫です。
私はこの方法で午前試験を落としたことはないので、是非時間の無い方や試験に申し込んだものの半分あきらめている人は試してみてください!
目次
情報処理技術者試験とは
IPAからの引用です。
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価しています。
IT・情報系の会社に勤めている人は取得が推奨される資格ですね。情報系の大学では基本情報処理試験が基準になっている所も多いかと思います。
具体的な対策方法
過去問から6~7割出題される
午前問題の6~7割は過去問題から出題されます。ということは、試験の合格基準は6割以上で合格なので、過去問題さえ覚えておけば合格可能ということになります。今回の対策は過去問から出るというのがポイントとなります。
試験の性質的に古い問題は出題されづらい
ただ、全ての過去問をカバーするのは時間がかかります。なので覚える過去問の範囲は絞ったほうが効率的です。“情報技術”の試験ですので、すぐに新しい技術の問題が出題されるので古い技術については出題されづらくなる傾向にあります。ですので、直近の数年分の過去問を丸暗記する、というのが具体的な対策になります。
何年分の過去問を覚えればよいか?
数年分としたのは、その人の知識量に応じて増減すればよいかと思います。私はノー勉強で大体2割ぐらいは確実に取れるので、過去3年分の過去問を丸暗記して試験に臨みます。
3年分を暗記すると、その試験の4割は暗記分で回答出来るので、大体試験合格の基準の6割に達することが出来ます。あと残りは4択の選択なので、大体7~8割ぐらいで通過していますね。
過去問の目安としては不安な分だけ年数を増やしていけば良いと思います。6年分ぐらいの過去問を覚えておけばほぼ合格出来るんじゃないでしょうか。
3年分であれば、応用情報や高度午前Ⅰで4時間、高度午前Ⅱで1時間ぐらいあれば暗記出来るので半日で対策可能です。
最短暗記方法
暗記方法にもコツがあるので紹介したいと思います。
問題は解かない
時間があるのであれば、過去問もしっかり問題を解き・解説もしっかり読んでいくのが良いですが、「問題と回答を暗記」するという点においては効率が悪いです。これでは1日で対策するのは難しいです。
計算問題は頑張って覚えない
計算問題は1,2問は必ず出題されます。ただ、計算問題は計算をするための知識があって回答出来るようになっているので、覚えるのがやや面倒です。なので、パッと見て計算出来なそうな場合は、運にまかせて回答することが多いです。
暗記方法
結構集中力が必要ですが、最短で問題と回答を暗記するには以下の方法が効率的です。
①問題と回答をセットで目を通す。
まずは1試験分の問題を1問10秒ぐらいのペースでパッパと目を通します。その時に問題のポイントとなるキーワードと回答をセットで覚えます。
例えば、「情報処理安全確保支援士の平成29年春期 午前Ⅱ 問6」では、
DNS水責め攻撃(ランダムサブドメイン攻撃)の手口と目的に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア
ISPが管理するDNSキャッシュサーバに対して,送信元を攻撃対象のサーバのIPアドレスに詐称してランダムかつ大量に生成したサブドメイン名の問合せを送リ,その応答が攻撃対象のサーバに送信されるようにする。イ
オープンリゾルバとなっているDNSキャッシュサーバに対して,攻撃対象のドメインのサブドメイン名をランダムかつ大量に生成して問い合わせ,攻撃対象の権威DNSサーバを過負荷にさせる。ウ
攻撃対象のDNSサーバに対して,攻撃者が管理するドメインのサブドメイン名をランダムかつ大量に生成してキャッシュさせ,正規のDNSリソースレコードを強制的に上書きする。エ
攻撃対象のWebサイトに対して,当該ドメインのサブドメイン名をランダムかつ大量に生成してアクセスし,非公開のWebページの参照を試みる。
答えは「イ」で、問題文の「DNS水責め攻撃(ランダムサブドメイン攻撃)」と答えの「権威DNSサーバを過負荷」だけをセットで覚えておきます。こんな感じでまずは問題文と回答のキーワードをセットで覚えていきましょう。
全然問題が分からなくもが、この作業を集中して続けましょう。キーワードさえ覚えておけばよいのです。
計算問題については、回答の数字だけ覚えておくぐらいで間違えても良い前提で読み飛ばします。
②①後、同じ問題を解く
①で目を通した後、もう一度同じ問題を解きます。今度は回答は隠して解きましょう。回答も①で覚えたキーワードセットのおかげで驚くほど早く回答出来るようになっているはずです。
もし間違えた場合はチェックしておき、覚えるまで繰り返します。
暗記方法まとめ
1試験分の問題を、1周目は回答を見ながらざっと読み、2周目は回答を隠し読くだけです。慣れれば数十分で終わる作業ですので、数年分やっても数時間しかからないので、前日の対策でも問題ないと考えています。
ただ、情報処理技術を学ぶという意味ではキーワードレベルでしか記憶しないので、時間がある方は「何故この解答となっているか」だけでもしっかり抑えておけば十分な勉強になるかと思います。
試験毎の暗記範囲
高度情報処理試験の午前Ⅰと応用情報処理試験の午前は出題範囲が同じなので、過去問題集等を購入する場合は、応用情報の午前試験を購入しておけばOKです。
基本情報:基本情報の午前試験
応用情報、高度午前Ⅰ:応用情報の午前試験
平成30年度【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
午後対策は?
高度情報処理試験では、専門の知識が無いとなかなか突破は難しいと思うので、しっかり勉強をした上で臨む必要があるかと思いますが、基本情報と応用情報は、情報専攻の学生やIT系の企業で働いている方は国語力だけでなんとかなると思います。
もしITの知識がない場合は以下の参考書で基礎知識を固めていきましょう。非常にわかりやすい参考書で私が基本情報技術者試験を突破する時によく読んでいました。

ミズグチ

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