Iroha Magazine編集長のオカダです!
新年度始まってしまいました。また嵐のような1年になるでしょう。大学構内にもフレッシュな新入生があふれています。彼らのみなぎる元気を分けてもらって、今年度もなんとか完走したいものです。余談ですが、昨年度は風邪をひきませんでした。
それはさておき、前回の投稿で仮想通貨は投機的であり、費やした時間の割に得るものは多くないのではと言いました。そして自己投資するべきとも述べました。今回は手堅い自己投資として、博士号の取得をお勧めします。これはポジショントークではありません。学生には博士号取得は勧めませんので。博士号を取得して出世競争に打ち勝ち、収入を増やしましょう。
博士号を取得するメリット
簡単に言うと、博士号を取ると肩書がMr.からDr.に変わります。
これは非常に大きいです。
日本はこれまで学歴社会ではなく学閥社会なので、有名大学を出るなり上級国民の親戚であるなりすれば巨大企業に入って安泰でした。しかし、近年大企業のトップが外国人になるケースが増えており、これからは学歴社会への移行が考えられます。最近の海外のエリートは多くが博士号を持っているようです。日本は高学歴化する世界に取り残されている現状があります。日本での大卒ー高卒と同じような格差が、世界での博士卒ー学部・修士卒の間にはあります。
和田秀樹:「低学歴社会」日本の由々しき事態
和田秀樹氏
「いくら東大を出たところで、大学院に行っていなかったり、博士号をもっていなかったりすると、これだけ大学卒が当たり前の時代にはエリートと思ってもらえないというのが、海外での実情のようだ。」
中田考氏
「カイロ大学で博士号を取った中田氏は、日本人はどこの大学を出たかを気にするが、どのレベルまでの教育を受けているかを見るのが世界標準だと論じた。彼は反グローバリズムの考え方だが、その分、外国人がどういうものの見方をするかについては、非常にクールに判断している印象だった。確かに日本はイスラムのような異文化の独善には厳しいが、自分たちの独善には異様に甘いように私にも映る。」
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近年、東南アジアのリッチ層が日本の大学で博士号を取得するケースが多々見られます。世界のスタンダードである本当の学歴社会の波が日本にも来ることは当然想定されますので、ぜひ博士号取得を検討してみてはいかがでしょうか。
ノーベル賞を受賞された苦労人の中村修二先生もこう述べています。
中村修二インタビュー
中村修二先生
「フロリダ大学に1年間留学しました。留学時代はつらかった。私は修士号しか持っていなかったので、周囲の研究員にあほにされましてね。仕方ない、そういう世界です。科学の世界では、博士号を持っていない人は科学者ではなくてエンジニア(技術者)なんです。つまり、学部卒・修士卒は「お助けする人」。月収も倍以上違います。博士課程の学生と教師だけで寄り集まっていたし、裏方扱いの私はディスカッションに呼んでもらえなくて、いつもカヤの外で黙々と研究するだけでした。」
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世界での博士号のメリットはお分かりになったと思います。しかし、いまさら会社を辞めて博士課程に進むのは大変かと思います。また、修士卒で巨大企業に就職できるのに博士課程に進学するのももったいないでしょう。最良の選択は企業に勤めながら社会人博士を目指すことです。収入があれば、課程博士のようにメンタルをやられることもありません。もともと勉強が好きな人は知的好奇心も満たされます。
社会人博士の道はちゃんとありますので、次回はその点を調べて投稿したいと思います。
ゆくゆくは役職定年後の大学教授を目指しましょう!

オカダ

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